チベット文化を誇る街、レーを訪れる
リアルタイム
現在は一週間のレー滞在を終えてデリーに帰還。
それはひとまず置いておいて、今回はレーとラダック地方での日々について。
デリー〜レー移動
デリーからレーに移動する際は2つの方法がある。
- バスでマナーリーという街を経由して丸二日かけて行く(1日あたり20時間くらいバスに乗るそう
- 飛行機で行く(所要1時間。)
「まぁ、学生の貧乏旅バックパッカーなら①のバスっしょ」という方々の期待を大いに裏切り、②の飛行機を使った。(笑)
さすがに往復で4日も時間を取られるのは憚られたからだ。
レーの気候
レーは標高約3500mの高地に位置するためオンシーズンの夏(7〜9月)でも涼しい。
日中の日差しが強い時は暑く感じるが、朝晩は冷え込み、目が覚めてしまうくらいだった。
降水量は少なくとても乾燥している。(リップクリームをこまめに塗っても唇の乾燥に悩まされた)
高温多湿のデリーから半袖半ズボンでレーに降り立った際の衝撃は忘れがたい。
周りの欧米人の乗客はトレッキングの服に身をまとい完全装備で来ていたのでまさに場違いだった。
※到着から数日は高山病にかかり、やや苦しむが次第に高度に順応する。
チベット文化が残る街
このラダック地方の観光は主にゴンパ巡りや、渓谷や湖を見に行くこと、またはトレッキングの3通りだろう。
ゴンパ巡り
ゴンパは各街にあるのでレーからスクーターを借りて半日で巡ってみた。
目的地はレーからバイクで1時間ほどのティクセゴンパだ。
バイクを借りてオジさんに道を聞いたら道を教えるついでに「途中まで乗せてくれ」と言われ、思わず応じてしまった。
10分ほど乗せてあげたがあめちゃんのひとつもくれなかった。笑
続いて少年に呼び止められ、また乗せてあげる。
またしてもあめちゃ…(以下略)
にしてもこの少年のドヤ顔すごいな。笑
以上の写真からもわかるようにこの地方にはチベット系の人々が多く住んでいる。
彼らはとても親切で誠実だ。パンゴン湖行きの車を1台チャーターした代金を支払う際に旅行会社に間違えて500Rs(約850円)を多く払ってしまった時に、彼らはちゃんと多く払ってしまった代金を返してくれた。
※インドを旅した人なら「インド人なら多く払ってしまったお金はまず返ってこない」と考えるだろう。
話は戻って、この街の人たちは
バイクに乗せてあげる行為は「それは気持ちのやりとりで完結しており、(つまりは感謝によって完結し)物質的なやりとりがなくてもよい」という考えなのだと思った。
インドを1ヶ月旅してきてそういう感覚が鈍ってしまったのかもしれない。この感覚は円満に旅をする上で重要だ。
バイクで走ることしばらくしてティクセゴンパに到着。
写真のような山の斜面に建てられたゴンパは僧の修行だけでなく、人々の信仰の場としても大切な役割を果たしている。
山を眺める修行僧。後ろ姿がカッコいい。チベット仏教の法衣もなかなかいいなと思う。
古くから伝わる経典は大切に保管されていた。
ただ、自分は寺院を熱心に廻るというような高尚な人間ではないため、1週間の滞在中、ゴンパ巡りは大してしなかった。笑
どちらかというと自然を求めて旅をする派なんだと自負している。
ちなみにレーのゴンパは4つあり、そのひとつ、ツェモゴンパでの一枚を以下に。
レーの星空
トレッキングをしなかった自分にとってレーの観光のメインはパンゴンツォという標高4262mの湖を訪れることだった。
※この話は次回のエントリーにまとめる。
「素朴な街」と称されるレーは夜9時には多くの店が閉まり、一番の賑やかな通りである200〜300mのメインバザールも真っ暗に。
自分が訪れた時は先日のジャンムー・カシミール地方での大洪水の影響でネットカフェですらネットが使えない状態だった。
酒類もあまり売っていないため(これは宗教的な理由から。インドには表立って飲酒をすることを不徳とする節がある。)夜は早く寝るしかない。
あまりにも時間を持て余したため、同じ宿の星さんとレーの星空の撮影に精を出すことにした。
レーは標高3500mと高く、街の街灯も多くないために綺麗な星空が見える。
以下は星空の写真だ。