セカイ見聞録

~とある大学生の世界一周・人との出会いの記録~ Since2014.7.1

フランスでホームステイさせてもらった話

リアルタイム

スペインのバルセロナに滞在中。芸術の街と呼ばれるだけあって博物館や美しい建物が多い。さらには街には緑豊かな公園もあり、街歩きするには最適だな〜と思う。

 

 

 

ドイツ〜フランス国境越え

 

ドイツのハイデルベルグからフランスのストラスブールまでは直行便が見つからなかったので2つのバス会社を利用した。

乗り継ぎを合わせて4時間ほどの移動、所要24ユーロ(約3600円)

 

 

 

ストラスブールで友人と再会

 

ストラスブールといえば世界で1番有名とされるクリスマスマーケットが開催される地だ。
 
クリスマスマーケットの影響があって宿泊場所を探しても最低でも40€(約6000円)くらいからの部屋しかない。
 
これはかなり危機的状況だ。ストラスブールには2泊する予定だったが、2泊の宿代だけで80€(約12000円)はまずい。
 
 
円安で予算縮小している中なので尚更この出費は避けたかった。
 
 
あれこれと対策を考えているとタイで出会った日本語を話すフランス人Thomasの存在に気が付いた。確か、彼はストラスブール出身だったはず。
 
 
 
早速、彼に連絡してみると家に泊めてくれるとのこと。
 
ストラスブールに到着する11/28の夕方6時に駅の自転車付近に集合してほしいといわれる。
 
 
自転車?さて、なんだろうと思ったらそれは駅の真ん中に堂々と置いてあった。

 

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自転車とは発電する自転車のことだった。電子機器を充電したい人はコードに電子機器をつないでペダルを漕いで充電していた。外見はなんだかシュールだが非常にエコな感じ。

 

 

 

そして時刻は夕方6時。彼は迎えに来てくれた。

 

 

それも非常にお茶目な演出をして。笑

 

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タイで出会った時は旅人の汚い身なりだった(それはお互い様だw)ので35歳くらいかと思ったが、今回改めて年齢を聞いたら28歳とのこと。年齢を聞いて意外と歳が近かったので勝手に親近感を覚える笑

 

 

 

※なぜお互いのことをよく知らないかというとタイのBARで知り合った"だけ"だから。笑

 

その時に彼が日本語で話しかけてきて瞬時に仲良くなった。しかし出会った日の翌日には自分がネパールに移動してしまったので実質2時間ほどしか話してない。

 

そんな状況で図々しくもホームステイさせてもらったのだから、せめてもジャパニーズの品格を落とさぬよう家では慎重に振る舞うことにした。笑

 

 

実際にホームステイすることに

 

ストラスブールで父母との3人暮らしをしているそうで家に到着するとパパさん・ママさんが温かく迎えてくれた。

 

 

アルザス地方の料理を体験させてくれるということで、レストランに連れて行ってくれた。

 

 

食前酒の白ワインとアペリティフから始まりメインディッシュ、そしてデザートとまさに完璧の一言。

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ヨーロッパの旅がスタートしてから決していい生活はできなかった。節約自炊料理でなんとか凌いでいたがそんな状況から一転してフランス料理のフルコースを体験できるなんて思いもしなかった。

 

 

翌日以降、外出しても全部Thomasにおごってもらっい、パパさん・ママさんによくしていただいて本当に2日間お世話になった。感謝。

 

クリスマスマーケットを訪れる

 

さて有名なクリスマスマーケットにも足を運んでみた。

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Capitale de Noelとはクリスマスの(世界的)中心地ということを表している。

 

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本当に美しすぎた。

 

近郊の街のクリスマスマーケットもついでに載せておく。

 

コルマールとカイゼルベルクでも同時期にクリスマスマーケットが開催される。

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こじんまりとした小さな街がクリスマス一色に染まる様子はなかなかいい。なんというか他の街に比べて統一感がある。

 

これらの街はストラスブールから車で1時間の場所に位置する。

時間が許せば訪れてみると良いかもしれない。

 

出発の朝

2泊ホームステイさせてもらい、ストラスブールを発つことに。

 

Thomas一家に別れを告げる。

 

Thomasはアジアの文化が大好きな人なのでぜひ日本でまた会おう、となった。

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部屋には多くの民芸品が…。相当アジアの文化が好きだということがうかがえる…笑

 

 

 

パパさん・ママさんから「あなたはこの家の第二の息子よ。この先の旅も気をつけてね。またいつでもウチに戻ってきてね。」と言われ、世界ウルルン滞在記のワンシーン(古い?笑)を思い出す。

 

 

 

そう、出会いがあれば別れもあるとはこのことだ。

 

 

もちろん旅をしていればこの連続。

 

 

でも何度この場面を経験しても別れの言葉をうまくは伝えられそうにない。

 

 

「とりあえずは無事に日本に帰国して、彼らに帰国の報告をすることがひとまずの恩返しかな」と思い、また前を向いて歩き出す。

 

 

次回はパリ編。

 

では、また。