セカイ見聞録

~とある大学生の世界一周・人との出会いの記録~ Since2014.7.1

LCCの対応の悪さに苦戦した話@コロンビア

リアルタイム

ペルーのリマからクスコへの24時間のバス移動を終えて世界遺産の街、クスコに滞在中。
 
 美しい街並をゼイゼイと息を切らしながら歩いている今日この頃。(標高が高く、坂道が多いため。)
 
 
 

エクアドルを諦め、ペルーへ飛ぶことに

 
 
コロンビア→エクアドル→ペルーとバスで国境越えする予定だったが、
 
エクアドルの首都キト〜ペルーの首都リマのバスが36時間かかると聞いてエクアドルに寄っている時間がないことに気付く。
 
 
1週間後にクスコで他の旅人と合流する話があり、
 
マニサレス→イピアレス17時間
 
イピアレス→キト5時間
 
キト→リマ36時間
 
リマ→クスコ22時間
 
以上のようなバス移動は厳しいと判断したのだった。
 
 

圧倒的な安さのビバコロンビア

 
1/30、滞在していたマニサレスからボゴタに戻り空港へ向かう。
 
 
目的はLCCであるビバコロンビアのチケットを購入するためだ。
 
 
翌日発(1/31)のボゴタ〜リマ間が他の航空会社だと5〜6万円。
 
ビバコロンビアだと25000円ほど。
価格的にはビバコロンビア1択だろう。
 
 
しかし自分はビバコロンビア利用において1つの難題を抱えていた。
 
 
ビバコロンビアはネットでチケット予約をするシステムなのだが、自分の持っているカード4枚のうち全て支払いが拒否されてしまうのだ。(今まで10回近く試すもダメだった。友人も同様の状況。)
 
 
 
ビバコロンビアの安い航空券が手に入らず困っていたが、幸いにもwebサイトには空港でチケットが買えるという内容が記載されていた。
 
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(引用)"You can purchase your ticket up to 4 hours before your schduled flight departure at the airports where we operate" 
 
 予定離陸時刻4時間前までなら空港でチケットが買えるということなので、わざわざ翌日の航空券を買うために空港に足を運んだ。
 
 
 

圧倒的な対応の悪さ@空港カウンター

 
 
空港のチェックインカウンターに行って「今まで何回もwebで入力フォームから申し込んでいるのに、最後の支払いの段階でカードが拒否されてしまう。ここでチケットが買いたい。」と伝える。
 
 
 
返ってきたのは「ここではチケットは買えない。支払いが拒否された件についてはこの番号のコールセンターにかけてくれ。」とのこと。
 
 
 
まず、チケットが買えない件については「webサイトには空港で買えると記載してあるじゃないか」と反論してみる。
 
 
 
「確かに空港カウンターではチケット購入の"アドバイズ"はしている。しかしここでは買えない」という返答が。
 
 
正直、「なんじゃそりゃ。」という感じ。
 
 
 
要はビバコロンビアのチケット購入のシステムがwebサイトからしか手続きができないということらしい。
 
 
※この段階で「持っているクレジットカードが全部拒否された自分はチケット買えるわけがないじゃん」と不安になってくる。
 
 
そしてコールセンターに電話するように言われる。
 
上記の不安要素を説明した上で「コールセンターにかけて意味あるの?クレジットカードが拒否されてるんだけど、、、」と質問したところ

「ディス  イズ  オンリー  ソリューション」と連呼される。

チケットカウンターでは、どのスタッフも英語に堪能ではなかったので問題の要点がおそらく伝わっていない。(スペイン語が話せたら、、と今までの旅の中で最も強く感じた瞬間だった。)
 
 
「自分は電話する手段を持ち合わせていないのでそちらのカウンターにある電話でかけてもいいか?」と聞いてみると答えはノー。
 
 
 
「仮にも目の前に自分の会社の航空券を買おうとしている客がいるのに、この対応はどうなんだろう」と思ったが、
 
コロンビアのとあるLCCに対してJALANAなどの日系航空会社の神対応を期待するのはお門違いだと感じて不満を飲み込む。(おそらく彼らだったらお客さんに代わって職員がコールセンターに問い合わせの電話をかけてくれるだろう。)
 
 
 ビバコロンビアのスタッフに連れて行かれたのは空港内の電気機器の小さなお店。
 
「ん?ここで何をするんだろう」と思ったら
 その店の従業員の携帯を借りてコールセンターに電話してくれと言われる。
 
 
5分近くもコール音で待たされた挙句、コールセンターでは何を言ってもダメだった。(持ち合わせのクレジットカードが拒否されている以上、電子決済の手段はない。)
 
兄ちゃんから請求された電話代4ドルを当然のように負担させられたw
 
 
空港カウンターに来てから2時間ほどが経過。
 
とりあえずビバコロンビアのスタッフに何を言っても事態は変わらないことがわかった。
 
スタッフの英語は十分ではないし、何より目の前の問題に対して「どうにかしないと」という気持ちは感じられず、「こんな客が来て困ったなぁ、、、」という印象を受ける。
 
コールセンターで1年半、顧客対応をしていた自分から言わせて貰えば「客を突き放す」ように感じる対応だった。
 
 
そしてビバコロンビアのwebサイトではコロンビア以外の国のクレジットカードでは決済がおそらく出来ないこともわかった。
 
 

空港内の旅行代理店へ

自分の力ではどうしようもないので旅行代理店を仲介してチケットを購入してもらうことに。
 
 
200$(約24000円)足らずのビバコロンビアのチケットは果たしていくらなのだろうか。
 
 
 
言われた額は320$(約37500円)。
 
旅行代理店のスタッフも自分と同じ手順でビバコロンビアのサイトから予約するので、代理店手数料は120$ということになる。これは高い!(手数料50$くらいなら買おうと思っていた。)
 
9ヶ月の長期旅行者として削れる費用は削っておきたいところ。最も選択したくない手段に出ることに
 
 

最終手段へ、、、

 
コロンビア人の友達のクレジットカード情報を聞いてビバコロンビアのwebサイトでチケットを購入するという方法。
 
 
 
実際にお金のトラブルは避けたいのでこの手段は取りたくなかった。
 
 
 
しかし、同じ航空券が15000円の価格差がある今、仕方がない。
 
 
マニサレスでお世話になったコロンビア人の友達、ジョアンに連絡してみることに。

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 (ジョアンは写真、左手前)
 
 
ジョアンはなんと、この無理なお願いを引き受けてくれた。
 
 
 
日本語ペラペラでメデジンのかおりさんの教え子だったジョアンは本当に親切。
 
 
無事に決済が完了して翌日の航空券を手に入れることができた。
しかしこのドタバタで4時間も経過して時刻は21時頃。
 
 
フライトは翌日の16時で、遥か20時間後だが、夜にボゴタ市内に出たくなかったのでこの日は空港泊することに。
 
 
 
22時を過ぎると空港内の人通りが少なくなってきて、空港泊する人が多くなってくる。タイ、インド、パナマ以来4度目の空港泊。空港泊に慣れてきた自分が怖いw
 
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まるでホームレスみたいな寝床。笑
PCに入っている漫画を読みながら時間を潰して一晩を明かした。
 
 

コロンビア国内送金を試みる

 
ここでジョアンへの25000円の返金について1つの問題が生じる。
 
 
当初、自分は銀行の振込でお金を返金しようと思っていた。
 
(ジョアンはマニサレスにいて自分はボゴタにいるので直接渡すのは無理な状況)
 
 
 
しかし、自分の銀行口座が日本、ジョアンの口座はコロンビアなので振込には国際送金という扱いになり手数料5000円以上かかることに気付いたのだ。
 
 
コロンビア国内で送金する方法を探すことに。
 
空港のインフォメーションで相談してみると国内送金サービスの会社が空港からバスで5分のところにあるとのこと。
 
午前中にそのオフィスに行ってみた。
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 Servientregaという会社。
 
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窓口に行ってみる。意外にもあっさりと手続きは済んで料金は18000ペソ(約900円)だった。
 
 
 
というわけで総額26000円くらいでボゴタ〜リマの航空券を取ることができた。
 
 
 
ビバコロンビアの窓口で振り回されつつもなんとかリマに移動することができた。
 
 
 

 まとめ

ビバコロンビアの航空券をwebで買えないという他の旅人がいたので
 
 
現状ではビバコロンビアの航空券Getのためには
 
①コロンビアのクレジットカードを持っている人に頼んで代わりに決済してもらう
②手数料が高いけれど旅行代理店で手配を依頼する
 ③ビバコロンビアのチケットを扱っているスーパーで買う(これは噂で聞いた話。どこのスーパーで売っているかは不明)
 
以上、3点の方法が考えられる。
 
 
 
 今回、LCCLCCたる理由(窓口での対応や航空券購入システムなど…)を理解できたようないい経験だった。
 
 
次回はペルー人の家にホームステイした話。
 
では、また。