リアルタイム
コロンビア第2の都市メデジンに滞在中。他のバックパッカーとともに日本語教師のかおりさん宅にお世話になっているところ。
今回はホンジュラス〜コロンビア間の飛行機利用中にロストバゲージに遭った話について。
ホンジュラスに陸路で入国する際に入国税3$を支払った話は前回のエントリーで書いた通りだが、ホンジュラスには出国税というものがある。
自分はホンジュラスからコロンビアへの航空券(アビアンカ航空)を購入しており、空路出国する形となった。
ホンジュラスの出国税はほとんどの場合が航空券に含まれているとの話だったので特に気にかけていなかった。
…空港で係員から指摘されるまでは。
自分が購入したアビアンカ航空の航空券には出国税が含まれておらず、空港の銀行窓口で出国税の支払いを求められた。その額は約40ドル(約4800円)
たっけぇ。笑
ホンジュラスまで髪切りに行くと散髪代65レンピーラ(約325円)に加えてこんなにかかるのか。それなら日本で切った方がよかっ(略
まぁ、この出国税も思い出の一つとして水に流すこととした。
※ホンジュラスを陸路で出国する場合、出国税はかからないらしい。
テグシガルパ(ホンジュラス)ーサンサルバドル(エルサルバドル)ーパナマシティ(パナマ)ーボゴタ(コロンビア)と2回の乗り継ぎがあった。
ホンジュラス〜コロンビアは実際には大して距離がないのに、なぜこんなに乗り継ぐのかというと安い航空券(約5万円)だからだ。
そしてホンジュラス出国税が含まれていなかったのも値段の安さからだろう。
2回の乗り継ぎを終えてボゴタに到着。
荷物のレーンの前で自分の荷物が流れてくるのを待った。
他の乗客が早々に荷物を受け取って去るのに対していつまでたっても自分の荷物が流れてこない。
不吉な予感が胸をよぎる。
係員に荷物のタグを見せて問い合わせると係員は無線で連絡を取って一言。
「あなたの荷物はパナマにあります。あちらの窓口で手続きをしてください。本日中に宿にお送りします。」
え?
初めは事態を飲み込むことができなかった。
頭の整理をして
「そうか、これは
ロストバゲージか。今日中に荷物が送られるって言われたけど、こういう国の時間の約束は信用できない。」
という結論に。
乗務員にバスがいつ発車するか聞いた際「すぐに発車するさ。ハクナマタタ(問題ないよ、なんとかなる)」という返事があった。
結局バスが発車したのは7時間後。
旅しているとこんな話がザラにある。
「もし今日中に荷物が届かないと、生活に必要なもの(着替え、洗面用具)が必要になる。こういった費用はどうなるのか」と考えた。
指定された窓口に行く前に慌てることなく、旅行保険の約款を確認する。こんなに図太い神経になったのは旅に出てからの変化だろう。
寄託手荷物遅延費用補償特約のページを読んでみる。
荷物が6時間以上遅延した場合、「生活に最低限必要な用品」を購入(ただし事故から96時間以内)した費用が補償される。
とのこと。
その後、窓口に行って証明書を作ってもらう。
ただ、窓口のお姉さんはスペイン語のみで英語が一切通じないので生活必需品の費用を請求したいことを伝えられず。
※このような緊急時に言葉が通じないのは本当に困る
ひとまず荷物が宿に送られるとのことなので、空港を離れて宿へ。
ボゴタ市内で買い出しへ
結局、
ボゴタに到着した日に荷物は送られてこなかった。
係員の「今日中に」はやはり信用できなかった。笑
仕方がないので"生活必需品"の買い出しをすることに。
※店員のお姉さんに事情を話したら親身になって服選びを手伝ってくれたw
1日分のシャツ、下着、靴下を購入。約3000円。
続いて洗面用品を買いに薬局へ。
歯ブラシ、歯磨き粉、ボディーソープ、ボディーシート、カミソリで計3000円。
※たったこれだけで3000円もしたのは5枚刃のカミソリが2000円近くしたため。おかげで切れ味最高w
保険会社に連絡
今回の事件を保険会社に連絡して今後の対応を打ち合わせする。
航空会社に費用を請求できなかったのか?と聞かれたので
言葉が一切通じず、難しかったことを説明。
必要書類や今後の流れの説明を受けた。
ここで保険の請求をしすぎだということに気付く。
これ以上余計な請求をするのはよくない気がしたので航空会社に費用を請求してみることに。
翌日の朝、宿に荷物が届いた。
合計で27時間の遅れだった。
ロストバゲージのロスト(紛失)ではなく、ディレイ(遅れ)で済んだのが幸いだ。
※しかしバックパックに被せていたレインカバーがなくなっていたので一部、
ロストバゲージだったw
生活必需品の費用請求とレインカバー紛失について問い合わせるために
アビアンカ航空のオフィスへ。
結果から言うとオフィスでは対応してくれなかった。
まず英語が通じず、スペイン語のみだったので話ができない状態。
ロストバゲージの証明書を見せて、なんとか英語の電話窓口に取り次いでもらった。
答えは「空港の窓口に行って費用請求の申請をするか、Webのお問い合わせフォームから連絡してくれ」という断固たるもの。
「空港に行け」というのは交通費も手間もかかるので避けた。
アビアンカ航空に望んでいた対応は「オフィスを訪れているのだから、今ここでなんとかしてくれ」ということ。
しかし電話相手からの解答は「空港の窓口またはwebからの連絡」と変わらず。
…仕方がなく、現在は
アビアンカ航空のwebのお問い合わせフォームに内容を打ち込んだが、2日経った今も回答はない。
※ネット上で
アビアンカ航空の対応の評判を見たが惨憺たるものだった。そのため今後については大して期待していない。
航空会社からの補償がなければ3度目の保険請求をする予定。
反省点
今回、最も重要だったことは
ロストバゲージに遭ったと気付いたその場、つまりは空港で、航空会社に強く直談判することだった。
それをしなかったのは
①保険で補償されると分かって「ま、いっか。」と気を抜いた
②長時間の乗り継ぎ&不眠状態で疲労困憊だった
③英語が通じず窓口とやり取りできなかった
④窓口のお姉さんが美人すぎた
以上4点の理由。
※④について。
(Costa Rica、Colombia、Chile)の1国コロンビアの実力を思い知ったw
…というわけで南米大陸の旅は
ロストバゲージというトラブルからスタート。今後の2ヶ月はスムーズに進めたらいいな、と感じる今日この頃。
では、また。