インディージョーンズ体験@グアテマラ
リアルタイム
ホンジュラスの首都テグシガルパに滞在中。治安が最悪レベルで悪いという話を聞いているので用心しながら街歩きする日々が続く。
今回はグアテマラの絶景が望めるセムクチャンペイでインディージョーンズ並みの洞窟探検をした話。
アンティグア〜ランキン移動
アンティグアからランキンへはシャトルバスで所要8時間、費用は100Q(約1500円)だった。
ランキンに到着すると宿の客引きたちに囲まれる。セムクチャンペイにあるドミ1泊40QのHostal Importalに宿泊することにする。(客引きは英語が話せて、彼の話ではWiFi有、ホットシャワー有とのこと。)
ランキンからセムクチャンペイまで10kmの道のり。
上のような軽トラックの荷台に立って乗ってその道のりを行くことになる。なんか家畜になった気分。笑
10kmの道のりを45分かけてゆっくりとトラックは進む。ぬかるんだ山道、急カーブ、坂道、とスリリングな道で街灯は一切ない。乗客は必死に車体に捕まって耐えていく。この時点で一種のアトラクションだった。(この時点でWiFiはなさそうだなと思った。「…WiFi整備するより、先に道路整備しろよ!」と思ったw)
宿に着くと案の定WiFiはないと言われる。
「うん、さっきの道を見れば納得。笑」(新宿の居酒屋のキャッチが嘘つくくらいだからグアテマラの宿の客引きが嘘ついたって許してやろう。 …いや、でも、お通し代と席料が別々ってそれはな…略)
宿の前には吊り橋が架けられていてなかなかいい風景だった。
前日の夜に軽トラックの荷台に乗せられて通過したこの橋。よく見てみると…
あ、穴が空いてる! これを放置しておくグアテマラクオリティに感服w
洞窟ツアーに参加
到着した次の日に宿が主催している洞窟ツアーに参加することに。費用は150Q(約2300円)
セムクチャンペイの入り口。入場料50Qはツアー代に含まれている。
雨でぬかるむ道を30分ほどトレッキングする。
途中何度か滑って転びそうになりながら展望台へ。
絶景。
7層のエメラルドブルーの川棚は中国の九塞溝のよう。
また山を下って川棚の方に行ってみる。
この川棚で飛び込みや遊泳を楽しむ。透き通った水で非常に泳ぎやすかった。
ここで一旦、昼ご飯を食べに宿に戻る。
洞窟探検へ!
ガイドのにいちゃんからロウソクの火をもらい洞窟へ向かう。
にいちゃんのロウソクの位置がなかなかシュールw
いざ出陣!
洞窟の中は非常に暗く、ロウソクの明かりを頼りに進んで行く。
洞窟内では急に足がつかなくなって数十メートルほど泳がなければいけない地点があったり
急流を滑り降りなければいけなかったり
ハシゴやロープを頼りに登る地点があったりとスリル満点。
インディージョーンズさながらの体験ができる。
川でチュービング
洞窟探検の後は川でチュービング。チュービングはラオスのバンビエン以来だった。
気温がそんなに高くなく、川の水が冷たかったのでやや寒かった。
現地の子供がクーラーボックスを抱えて一緒にチュービングしてくるから何事かと思ったが…
…なんと、ビール売ってた!笑
「少年たちよ、商魂は認めるがこんな寒い時にビールなんて買わないよ…」
と思っていたのだがビールを購入する欧米人バックパッカーがちらほら。
「ヤツら、よくこんな寒い時に川に浮きながらビールなんて飲めるな…。」
と彼らを横目にチュービングが終わり、1日の洞窟ツアーは終了。
翌日、アンティグア行きのバスに乗って戻った。(二晩、ここの宿にいたがダニにやられまくって大変だった…)
費用について
今回はセムクチャンペイに2泊3日で行ってみた。個人で行って450Q(約6800円)。(食費別)
アンティグア発のツアー(バス往復、宿代、洞窟ツアー代込み)を調べたところ、600Qくらいだったので個人で行った方が安かった。
安全面について
正直な話、洞窟ツアーの安全面についてはあまり保証できないと感じた。
「洞窟内に流れる急流にもし飲まれたら…」と思うと非常に怖い場面はしばしばあった。
※少なくとも安全面を考えると日本で同様のツアーは催行できないレベルだと思う
自分が参加した前日には洞窟ツアー中にドイツ人が肩を脱臼した。
(セムクチャンペイには医者などいないので近郊の街コパンから片道3時間かけて救急車が出動していた。)
もし体力に不安があるようなら洞窟ツアーには参加せず、セムクチャンペイの眺めを楽しむのもアリだと思う。
…グアテマラの数少ない自然アクティビティーが楽しめるセムクチャンペイはおすすめ!
次回はエルサルバドルについて。
では、また。