セカイ見聞録

~とある大学生の世界一周・人との出会いの記録~ Since2014.7.1

ガンジス川で沐浴に挑戦!

聖なる川、ガンガー

リアルタイムはバラナシから寝台列車で13時間揺られてアーグラーに到着。

今回はバラナシでの出来事を。

 

インド人のソウルスポットであるガンジス川ヒンドゥー語でガンガー。

ヒンドゥー教の信者はこの川で沐浴することによってカルマ(前世の業)を清めることができると信じている。

 

簡単にいうと、悪いカルマを持つものにとっては幸せを運ぶ川なのだ。

 

 

インド人はこの川で沐浴をし、身を清める。

 

 

今回はネパールから同行している潤とガンガーで沐浴をしてみた。

 

大腸菌100倍…

インドのバラナシを訪れる旅人にとっての最大の懸念事項。

 

 

 

それは『ガンガーに入るか、否か』である。

 

 

 

この川はヒンドゥー教徒にとっては聖なる川であるが、データでみるとトンデモナイ数字がでてくる。

 

 

インド政府の定めるレベルの100倍の大腸菌がガンガーには存在している。

(2007年には世界の汚染された河川トップ5にランクイン。)

 

そしてガンガーには2カ所の火葬場がありそこで火葬された人々の灰は川に流される。

(灰をガンガーに流すことが死者への最大の敬意とされる。)

 

「え、死者の灰を流すの!?」と思った方。

 

流されるものはまだまだあります。

 

 

生活排水、プラスチック、工場排水、産業廃棄物、糞尿、死体。

 

 

この最後の死体については自分も目にした。

(全裸の小太りの女性が上流から流れてきたのを目撃したときは衝撃だった!)

 

事故で死んだ者、妊婦、親より先に死んだ者(子ども)、自殺者、犯罪者…etc

 

輪廻転生の流れから外れた者は火葬されず、そのまま流される。

 

ついに沐浴に挑戦!

 

さて、ネパールからはるばる28時間をかけて辿り着いたバラナシ。

 

苦労して辿り着いたこの地で沐浴に挑戦しないことなどあるのだろうか?

 

答えはもちろんノー。

 

 

※同じ宿の女の子が沐浴の数時間後から2日間腹痛と発熱で苦しんでいたため、多少ためらわれた。なぜなら自分はタイで食中毒になり入院した経験があったので衛生面が怖かったw

 

早朝5時のガンガー。

あたりが少し明るくなり始めた時間にガンガーを訪れるとそこには多くのインド人が!

 

彼らは沐浴をしている。

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どうやらパンツ一丁で沐浴するのがインド人スタイルのようだ。

石けんで体を洗ったり、川の水を飲んだりと現地人の様々な光景を目にした。

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そして…入水。

 

 現地人のにーちゃんから「ジャーパニー、こっちから入れ!」とアドバイスを受ける。

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思っていたよりは全然ヌルヌルしていない。むしろサラサラな感じ。

 

 

ただ川の水はぬるい。恐る恐る歩を進める。

 

 

うーん、なんかこの川めっちゃ臭い(笑)

 

そして潤とタイミングを合わせて潜る!

 

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母なるガンガーに抱かれ心が解放…というようなことはなく

自分の体から異臭がすることがただただ気になった。

 

速攻で宿に戻ってシャワーを浴びに行く。笑

 

このときの爽快感は言葉では表せない。

ただこのシャワーの後も自分の体から異臭がするような気がしてならなかった。

 

 

昼・夜と様子をみたが体調への影響はなかった。(心の底から安心しているw)

 

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母なる川ガンガーの日の出はとても綺麗だった。

 

 

 では、また。